バルセロナ → バイエルンミュンヘン → マンチェスターユナイテッド と行く先々で革新的且つ魅力的なサッカーで結果を残し続ける現代サッカーを代表する名監督「ジョゼップ・グアルディオラ」。
ということで意外と知られていない(というよりもグアルディオラが現役時代のバルセロナや海外サッカーは今ほど身近ではなかったのです)彼の選手時代の動画を紹介いたします。
グアルディオラはヨハン・クライフがバルセロナに根付かせたサッカー哲学の元で育ち、クライフに見出さされトップチームに昇格した、クライフイズムの継承者な訳です。
その哲学とはそう、ボールを保持するチームが試合をコントロールする。圧倒的なポゼッションによる攻撃サッカーで美しく勝つ。
まさに彼がそのまま監督として実践していることですよね。
ドリームチームの一員としてバルセロナの黄金期を過ごした彼は選手時代からピッチ上の監督でした。
ボールのほとんどは彼を経由しテンポよくボールが散らされる、バルセロナのボールポゼッションは彼を中心に成立してました。
そして不意に繰り出される網の目を通すかのようなスルーパス。
ピッチ上が完全に俯瞰できているかの様なプレーですね。
彼に憧れて育ったシャビとはもちろん似ている部分も多いですが、彼よりもポジションは低く、ドリブルが少なく、意外にロングパスを多用するといった違いがありますね。
ちなみにグアルディオラはバルセロナ現役時代の終盤に、シャビやイニエスタと共にプレイしているのです。新進気鋭のシャビが自分の後継者になることは感じていた様ですが、ある日トップチームの練習に参加した16歳のイニエスタのプレイを一目見て、グアルディオラはシャビに対してこう言ったそうです。
「私はお前に引退を強いられるだろうが、あいつは俺たち2人を引退させることになるぞ。」
さすがの慧眼ですね。その後監督としてバルセロナに戻ってきたグラルディオラはシャビ・イニエスタを中盤の核にしたスペシャルなポゼッションサッカーを構築したという、何とも素敵なストーリーですね。
ちなみにグアルディオラがバルセロナから移籍した先はイタリア・セリエAの「ブレシア」。多くのチームから誘いがあったなかブレシアを選んだ理由は、ブレシアにイタリアのレジェンド「ロベルト・バッジョ」が所属したから。彼が敬愛するヨハンクライフもロベルトバッジョのことを称賛しており、グアルディオラにとってロベルトバッジョとプレイ出来ることが何よりも魅力的であったようです。才能は惹かれあうということですね。何とも痺れる組み合わせ、、レアな二人のプレイをご覧ください。
選手時代から既に優れたピッチ上の監督であったグアルディオラ。
名監督になることは既に決まっていたことなのかもしれませんね。
これからも革新的なサッカーで我々サッカーファンを楽しませてくれることを期待しております。
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