ロベルト・プロシネチキ(プロシネツキ)
ユーゴスラビア、クロアチア黄金時代を代表する選手。
ボバンやシュケルと共にワールドユース優勝を果たしMVPを受賞。
レッドスターベオグラード時代は天才ストイコビッチともプレーし、そのストイコビッチもプロシネチキ(プロシネツキ)の才能/技術を高く評価するほどの個性強い変態テクニック系の選手です。
(しかし、プロシネチキなのかプロシネツキなのか。。 海外サッカー選手あるあるの呼称はっきりして欲しいシリーズ。。 と思っていたらプロシネチュキというパターンもあるらしい、やめてください汗)
足裏で引きまくる、ナメまくる、変態ボールキープと正確なミドルシュートが特徴。 ディフェンダーからすると独特のリズムで足裏コネコネで揺さぶられている内にいつのまにか剝がされる感じで、本当に嫌なプレイです。(今だったら結構削られそうな印象。。)
その足裏でボールを引く独自で効果的プレイから”熊手の足””庭師の足”を持つ男なる異名をつけられておりました。
今でこそフットサルの影響などで足裏を使ったテクニックは一般化しておりますが、この時代は非常に珍しいものでした。現代でもここまで極端に足裏を使う選手は見ないですね。
あたくしこういう選手大好きなんです・・
個性があってワクワクします。(もちろん実力も!)
この手の個性の強い変態テクニシャンはアルバロ・レコバ、ダレッサンドロの様に「レフティ(左利き)」 と相場が決まっているのですが笑(勝手に!)
プロシネチキは右利きなのが意外だな と個人的には思っているところです。
ヘビースモーカーだったり、
レアル、バルサの両チームに所属した経歴や
一時期は三浦知良とチームメイトで、後に「カズへの手紙」に登場したり、、
なんだかとても印象に残る魅力的な選手でした。
この時代のオシム監督率いる旧ユーゴスラリアは「東欧のブラジル」と呼ばれるほど技術・センスに秀でた選手を揃えた国でした。メンバーはストイコビッチ、サヴィチェビッチ、ミヤトビッチ、ボバン、シュケル、ボクシッチ、優れたタレント揃いで、内戦によるユーロ92出場停止が無ければそのまま優勝していたのでは?と言われるほどのドリームチームでした。(代わりに出場したデンマークが優勝する というのはまた別のお話…) プロシネチキ(プロシネツキ)はそんな伝説的なチームの堂々たる主力メンバーだったのです。内戦が無ければ、解体が無ければ、物凄いチームになっていたとサッカーファンの間ではよく語られますが、政治・民族問題は全く次元の異なる話ですから安易なことは言えませんね。
ただただ、彼らが国際舞台での活躍の機会を失ったことが残念なのです。
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